アペリティフ特集
6月の第1木曜日は「アペリティフの日」
「食前酒」を意味するアペリティフ。食事の前に飲むアルコールが食欲を刺激して、お料理への期待がいっそう高まる幸せの習慣です。
またアペリティフは おしゃべりを楽しむ、リラックスした充実のひとときでもあります。人生を楽しむことが大好きなフランス人に、アペリティフの習慣は欠かせません。
日が長くなるこれからの季節は、夕食の前にアペリティフを楽しむ絶好のチャンスです。夕涼みをかねて戸外で、待ち合わせの仲間が揃うまで、家で食事の準備が整うまで、お料理をつくりながら…。
一緒にアペリティフ、はじめませんか?
アペリティフの風景
アペリティフを楽しもう!……とはいえ、実際はどんなおつまみを用意すればいいんだろう、何を飲めばいいんだろう…と思った方。フランスでのアペリティフは驚くほど気軽に行われているので、ご安心ください。マヴィの生産者さんのアペリティフの様子をのぞいてみましょう。
袋を開けるだけ!気軽にアペロ
アペリティフのおつまみでもっとも多く見かけるのは、なんとも気軽な市販のスナック。プレッツェルやクラッカー、ドライフルーツにナッツなど袋からお皿に出すだけ。シャンパーニュを造るブリアール家を訪問した際は、日本の「おかき」が出てきたこともあります。最近では日本のおせんべいやおかきもアペリティフのお供として人気なんですよ。
ベリュウ家
素朴なクラッカーと甘口のラ ボエームを楽しみました。
メイエー家
ドイツに近いアルザスらしくオーガニックのプレッツェル。クレマン ダルザスと。
ネヴァド家
シェリータイプのドラドと塩気のあるナッツがたまらない組み合わせ。
ヘルシーに新鮮な野菜と果物を
マヴィの生産者さんは自家消費用の畑をされているところが多く、採れたばかりの野菜や果物が並びます。新鮮な野菜はそれだけでも十分おいしいですが、手作りのディップを何種類か用意しておくとワインがさらに楽しめます。野菜を食事の前に取ると血糖値があがりにくくなるので、食べ合わせの観点からもおすすめです。
ドウェル家
全てオーガニックの生野菜!タプナードソースをつけて。ランポン家
ミニトマトやラディッシュなど一口サイズの野菜がそのまま出てくることも。軽く冷やしたボジョレーワインもアペリティフにおすすめ。タリ家
アプリコットなどの季節のくだもの。フルーティなワインと。ブリヤール家
シャンパーニュの原料になるぶどうがそのまま!シンプルですが、現地でしか味わえない贅沢なアペリティフです。簡単1品料理
マヴィの生産者さんのお宅を訪問すると、手作りの一品が出てくることが多く、その土地ならではのおつまみでアペリティフを楽しめます。手軽に作れる簡単なものがほとんどなので、ヨーロッパを感じるおつまみを手作りしてみてはいかがでしょう。
ブーリエ家
スペインに程近いルーションで冷たいガスパチョをシャトードルー白(終売)と。シャペル家
ブルゴーニュの定番おつまみ!塩味シューのグジェール。ドウェル家
南仏のローカルフードというソッカ。屋台で売られているのが一般的だそうですが手作りも簡単。レシピ
グジェール、ガスパチョソッカのレシピ
ひよこ豆パウダー(1カップ)と水(1カップ)、オリーブオイル(大1)と塩(ひとつまみ)をよく混ぜ、1時間ほど冷蔵庫で寝かせる。フライパンにオリーブオイルを熱し、寝かせておいた生地をクレープより少し厚い程度に伸ばし焼く。生地を混ぜるときにお好みでブラックペッパーやクミンパウダーを入れるのもおすすめです。
アペリティフにおすすめのワイン
仕事帰りやホームパーティ、はたまたアウトドアでの夕涼み…アペリティフを楽しむシチュエーションが決まったら、ぴったりのワインを探しましょう。食事の前なので軽めで飲みやすいアルコールがおすすめですが、もちろんお好み次第なので、何を飲むかは自由に選んでくださいね。難しいことは抜きにして気軽に楽しむのがアペリティフ!
現地ではアルコール度数の高い蒸留酒やリキュールを使ったカクテルを飲むことも多いそうですよ。
優しく包み込むような甘口スパークリング
女性や、お酒をたくさん飲まない方にもおすすめなのが、アルコール低めの優しい甘さのスパークリングワインです。甘口ですが糖分は一切添加しておらず、ぶどう本来の甘さが楽しめます。ビスケットやクラッカー、フレッシュチーズとご一緒にどうぞ。
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シードルのような
優しい飲み口 -
ルビー色の
微発泡ワイン -
身も心も
とろける味わい
爽快さは一番!辛口スパークリングワイン
仕事終わりやお出かけの後、喉と体に染み入るような気持ちの良い辛口スパークリングワイン。クラッカーやカナッペ、ドライフルーツなど幅広いおつまみと楽しめます。
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コスパ抜群の
クールな泡 -
透明感のある
辛口泡 -
白い花の香りと
果実味 -
特別な瞬間に
開けたい泡
きれいな味わいが染みわたる、すっきり辛口白ワイン
日が長いこの季節には、夕涼みをかねたアペリティフタイムはいかがですか。まだ太陽の日差しが残る屋外で、よく冷やした辛口の白ワインを一口飲めば清涼感にあふれたひとときが過ごせるはず。スティックサラダに合わせて、また、ワインだけでもお楽しみいただけます。
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心地よい酸味が
体に染み渡る -
グレープフルーツの
爽やかさ -
はちみつと
レモンの味わい -
果物をほおばるような
瑞々しさ
果実味とほどよい飲みごたえが嬉しいロゼワイン
可愛らしい色合いもわくわくした気分を盛り上げる、ロゼ。飲みやすくフルーティな味わいについつい杯が進んでしまいます。フィンガーフードやフレッシュな野菜を用意してロゼワインを開けたら、いつまでもおしゃべりを楽しめそうです。
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いちおしの
飲みやすいロゼ -
気軽なロゼ -
ラベルも華やか
食前酒の定番!ドラドとポルト
ドラドはスペインの辛口シェリータイプ。ドライフルーツや完熟した甘みを想起させる非常に強いアロマは食欲を一気にそそる魅惑の1杯に。また、ポルトはポルトガルの甘口酒精強化ワイン。果実のジャムやコーヒーの複雑な香りと甘美な味わいがとても心地よい1本。2種類ともついついもう少し飲みたくなるほど魅力的なワインです。
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ひと口飲むと
くせになるドラド -
甘美な誘い
魅惑の甘口ポルト
簡単カクテルレシピ
アペリティフにはアルコールの低いカクテルもよく楽しまれています。カクテルといってもワインに一工夫するだけの簡単アレンジレシピです。すぐにお試しいただけますよ。
キール
カシスリキュールを辛口の白ワインで割ったカクテル。ブルゴーニュの辛口白ワインアリゴテを使うのがオリジナルレシピです。
キールロワイヤル
カシスリキュールをシャンパーニュで割った贅沢なカクテル。辛口スパークリングワインでお手軽に試してみましょう。
サングリア
果物をワインに漬け込む本格的なサングリアはもちろん、手軽に果汁やジュース(できればストレートがおすすめです)で割ってもすっきりおいしく飲んでいただけます。果物は、オレンジ、いちご、パイナップル、りんご、グレープフルーツ、白桃など香りがはっきりしているものがおすすめです。赤ワインにはシナモン、白ワインにはごくわずかにホワイトペッパーやミントなど、スパイスやハーブを加えるといっそう本格的な味わいになります。
箱ワインを使えば手軽にお好みの量で造ることができますよ。
スプリッツァー
ワインを炭酸水で割ったもの。オーストリアのホイリゲでも定番のメニューで、ワインと一緒に無糖の炭酸水を頼んで各自でお好みの濃さに割って飲んでいました。白ワインでも赤ワインでも作ることができますよ。
ぜひ爽やかなオーストリアワインでお試しください!
ドラドの炭酸割り
スペインのネヴァド家を訪問した際、教えてもらった飲み方です。なんと、シャリータイプのドラドを炭酸水で割るというもの!現地ではドラドよりも軽い味わいのフィノで作っていましたが、ドラドでも試してみたところおいしくできました。できれば氷などは入れずに、低すぎない温度で飲むとドラドの香りが広がって楽しめます。