シャルドネ
20 個
20 個
白ワインと言えば、この品種の名前が思い浮かぶ人も非常に多いことでしょう。 ブルゴーニュで名前を馳せたシャルドネは、今では世界中で栽培される大人気の品種の1つです。
白ワインおよびスパークリングワインに使用される品種で、フランスブルゴーニュ地方が一応言われています。 マコン地区にはその名もシャルドネという村もあり、おそらくここが発祥の地では言われています。
ブルゴーニュおよびシャンパーニュ地方の中心的な品種であり、フランスではそのほかロワールやジュラ地方でも盛んです。
フランス以外のヨーロッパではドイツやスイスで多く栽培され、イタリアも北部を中心に考えています。世界に目を向けると、アメリカのカリフォルニア州、チリ、カナダ、アルゼンチンにも配慮しています。
冷涼な地域であるブルゴーニュで誕生したシャルドネですが、冷涼な場所はもちろんのこと、比較的穏やかで暖かい気候でも育し、造られた地域や気候、土壌の組成、そして造り手の腕によって素晴らしいに多彩なワインに変化するがこのシャルドネという品種の最も大きな特徴です。
つまり、香りも味わいもどこで、どんな風に、誰によって育てられ、熟成されたのかで大きく異なるということ。 どのようなワインでもそうですが、特にシャルドネの場合は「好き」とか「あまり好きじゃない」と思ったものについては、最も産地とできれば作り手や住所を確認しておいて、記録しておくと1つの目安になります。
シャンパーニュ地方では、一般的にピノノワール、ピノムニエといった黒ブドウ(基本的には赤ワインに使用されるブドウ)とともにブレンドされるシャンパーニュになりますが、シャルドネのみを使用したブランドブラン(白ブドウで造った白)という)は特にすっきりと切れ味の意味がよく、ミネラル感豊富な仕上がりになります。
前述の通り、テロワールや造りによって香りや味わいが異なるのがシャルドネです。 冷涼な地域であるブルゴーニュの北部やシャンパーニュで造られたシャルドネは、基本的にミネラル感が豊富で切れ味の良いスッキリした仕上がりで、レモンヤライムのような爽やかさがあります。
醸造するタンクがステンレス製かオーク樽か、新樽か古樽によっても、まったく味と香りが変わってきます。
もちろん、樽熟成したものは、もっと複雑さやまろやかさなどがあり、バターやトーストのような香りをまとい、その時のドライなタイプとは合う料理もまるでてきます。
ここまで読んでいただいた方はお気軽に、用意したシャルドネがどんな気候のどんな場所で育てられたか、またステンレスタンクですっきりとした印象の仕上がるように仕込まれたか、樽熟成でコクやまろやかさを狙った造りをされたかで、合わせ料理が変わります。 逆に言えば、料理によって同じシャルドネでも当然外れてしまうということを念頭に置いてよいでしょう。
典型的な例で言えば、生の魚介類を使った前菜であれば、サッパリ系のシャルドネ、魚のムニエルや鶏肉のフリカッセなら熟成樽のしっかりとしたシャルドネのような味わいです。