モンテプルチアーノ
1個
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イタリアでサンジョヴェーゼに次いで多く栽培されている赤ワイン用品種です。
イタリア、アブルッツォ州、マルケ州、モリーゼ州で主に栽培されている赤ワイン用の品種です。イタリアでは、サンジョヴェーゼに次いで第2位の生産量を誇り、50種類のDOCやDOCGワインの原料として使用されています。
単体で醸造されても評価が高いですが、サンジョヴェーゼとの組み合わせも良い評価を受けており、さまざまな割合でイタリア全土で使用されています。
樹勢は中程度で、基本的に収量の多いブドウではありませんが、コンスタントに実をつけます。房の大きさも粒の大きさも中くらいで、粒は楕円形をしており、粒と粒の間はしっかり詰まっています。晩熟で実の熟し方にばらつきがなく、一貫性を持っていて、皮は厚く青黒い色をしています。
暑く、乾燥した気候を好みます。
モンテプルチアーノを使ったワインは、タンニン分が非常に強く、酸味もしっかりとしていて、ボディが強いのが特徴です。
ブルーベリーやブラックベリーといった黒い果実、またすみれの香り、熟成が進むとレザーのニュアンスも出てきます。味わいは果実味に加え、しっかりとしたタンニンを酸が支えてくれます。若いうちはよりフルーティで、熟成が進むにつれタンニンが溶け込んでシルキーな口当たりになってきます。
幅広い料理との取り合わせが楽しめるワインの1つです。若いうちは、鶏肉を使った料理やパスタ、野菜の料理など、さまざまな料理が並ぶビュッフェなどでも活躍してくれます。熟成が進んで、複雑さが増してくると子羊やジビエとの相性が良くなります。熟成の進んだペコリーノチーズなどともとてもよく合います。